半年ROMれ

前の記事の公開から1ヶ月経過したので記事を書け(後半は幻聴)と、はてなブログから通知が来て「ウッ…」となったので、思考のメモ的なものを書きます。

 

 

少し前にSNS上でバズってた、某Youtuberの人が激動の人生について語っている動画を見た。

動画の全体の流れ的には、成功から転落、そして再起して今また活躍している、という胸熱な内容で、コメントも好意的なものが多く、Youtuberがweb動画メディアを使ってターゲット層である若年層に刺さりやすい言葉で語ってるのはすごく良かった(実際コメントに「受験前に見たかった」的な内容も散見された)。

ただ、たしかに良いこと言ってるなと思ったんだけど、よくある自己啓発系の記事とかで既視感はあったので、せっかく数十分もある動画を見たことだし、個人的にここはもう少し違う視点だったらしっくりきたなぁと思った点をあげてみる。

 

 

「どうせ無理だ」という周りの意見は気にするな

これがまさに今回の動画の中で最も重要な点の一つであり、また自己啓発系記事でよく見るテンプレだと感じたところ。

確かにその通りだと思うんだけど、個人的にこのやり方はすごく大変だと思う。

実際、映像の最後で、「この動画を見ても行動に移す人はほとんどいない」みたいなことをこのYoutuberさんも言ってたし。

 

この考えに対して、僕の個人的な体験談で言えるのは、「どうせ無理だ」っていう人自体が周りにいないコミュニティが実は結構あるので、そのコミュニティに入る(もしくは近くにいるだけでも良い)だけでだいぶ変われる、という考えの方が合理的だと思う。

 

「どうせ無理だ」的な、言い換えると「他者の足を引っ張るような声」って、仮にわかりやすくイノベーター理論の用語で例えると、大抵の場合マジョリティ、もしくはラガードに属している人から上がるのだと思うのだけど、反対にイノベーターやアーリーアダプターに属するような、新しい物好きだったり、自分の頭で考えて判断できる人たちからは性質上そのような声は上がりにくいと感じる。

 

真新しいwebサービスなんかが出て来たときにすぐログインしてみると、後者の人たちが多く、時にはサービス提供者が思ってもなかった斬新な活用方法とかを編み出したりしてて、そこでは「常識」や「一般論」が逆にマイノリティだったりする。そんな感じ。 

あと、エンジニアとかにこういうタイプの人が多いと感じるんだけど、僕自身がブログサービスにはてなを利用する事にしたのもそういった人が多く利用してそう、という個人的なイメージに依る所もある。

そしてこういったコミュニティ、というか集まりは学校や会社がそうじゃなかったとしても、外に目を向けると案外近くにゴロゴロあって、そこに参加してみるだけで、「思いついたらとりあえずやってみないともったいない」とか「こんなに簡単に失敗しても良いんだ」とかっていう気持ちになってくるもんである。

 

周りの意見を気にするなって言われても、実際目や耳に入ってくるものは入ってくるし、何かを成し遂げるまで、孤独感を感じたりメンタルをやられることだってある。

それでもやりきった人は本当にすごいし、それで何かを成し遂げたなら自信にも繋がると思う。

だけど、僕はもともとそんなにメンタルも強くないし、できれば周りと戦わずにいたい、だけど何か新しくて面白いことやりたい(まだ何も成し遂げてないけど)という厄介な性格なので、そもそも他者の足を引っ張るようなことを言う人たちが少数派な集まりに属してしまえば、無駄な事に意識を割かないで良いし、その方が楽なんじゃないかなと個人的にはおすすめしたい。

 

ただ、もし今マジョリティ枠の中で一般論や多数決に不満を感じながらも何かを成し遂げたいと思っている場合、実は無意識に自分もその一般論や常識に縛られてたりするし、更には他者の成功が気にくわないという意識が強くなってしまっていたりするので、まず行動に移すならこれがちょうど良いかもしれない。

 

「前向きな人たちの輪に参加して半年ROMれ